鎖国政策
⚫日本には江戸幕府という政府があって、この幕府は鎖国政策というルールをつくりました。
⚫このルールは日本が外国とあまり交流しないようにするというものでした。
⚫一番の理由は、キリスト教を広めようにするためでした。
⚫当時の日本は外国から来た新しい宗教、考え方に少し心配を感じていました。
限定的に港を開く
⚫でも、日本は完全に閉じたわけではありませんでした。長崎港、津島港、薩摩港、松前港という特別な場所では少し外国との交流を許していました。
⚫特に薩摩藩は琉球(今の沖縄)を使って中国と貿易をしていました。
⚫これはお金を稼ぐためや外国と上手く上手にやっていくための賢い方法でした。
⚫そして、琉球から特別な使者が江戸幕府に来て、お祝いお礼を伝えることもありました。
⚫北の方では、松前藩を通じてアイヌの人たちとも交流がありました。でも、残念ながらいつもうまく行った訳ではありません
⚫アイヌの人たちとの間には不公平な取扱いが原因で戦いが起きることもありました。(シャクシャインの戦い)
鎖国のメリットとデメリット
⚫鎖国政策のおかげで、日本は外の世界の戦争から離れて、内部では比較的平和な時代を過ごすことができました。
⚫そして日本独自の素晴らしい文化が生まれます。例えば浮世絵などがそうです。
⚫でも、この政策のせいで西洋の科学技術の発展に遅れをとることになりました。
⚫そして19世紀になると、日本は外国の強い国々と比べるとちょっと力が足りないことが分かりました。
この話からわかるように、日本は長い間外の世界とどう関わるかという大きな問題に直面していました。でも、この鎖国政策があったからこそ、日本独自の文化が育ったのも事実です。