金本位制って何?
⚫まず、財布に入っている1万円札を想像してみてください。この紙幣はただの紙だけどみんなが「これは1万の価値がある」と信じているから、店でお買い物ができます。
⚫でも、昔は「この紙は本当に価値があるの?」って確かめるために金が使われていた。
⚫それが金本位制という制度。この制度では、紙幣と金を交換できる。
⚫つまり紙幣を持ってる人はいつでもその紙幣で金をもらえると言う約束があった。
金本位制の始まり
⚫この話を1800年代イギリスにさかのぼってみると、その頃、産業革命という大きな変化があり、たくさんのものが作られるようになった。
⚫イギリスはその製品が世界中に売りに行ったんだけど、問題が一つあり、外国から得たお金をそのままイギリスで使おうとするなかなか信用されなかった。
⚫そこでイギリスは「紙幣を金と交換できるようにしよう」と考えた。これで、どこの国での紙幣でもう安心して持てるようになった。
⚫だから、金本位制は世界中に広まっていった。
金本位制の良いところとそうじゃないところ。
⚫金本位制の良い点は紙幣の価値をしっかり保てること。金は世界中どこでも価値があるから、紙幣も金と交換できるってわかると、みんなから信用されやすい。
⚫でも難しいところもあって、国が持っている金の量によって紙幣をどれだけつくれるかが決まってしまう。
⚫つまり、もっとお金を増やしたい時でも金が足りないと増やせない。
⚫それで物の値段が下がってしまうことがある。
⚫これをデフレといってお金を稼ぐことが難しくなったり、みんながお金を使わなくなったりして、経済をうまく回らなくなること。
⚫今もう基本よされてないけれども、歴史、お金の仕組みを学ぶことはとても大切だと思います。